삼국지 365

三国志 365 三國志

出席にあらず、 出讀(しゅつどく)の時代

一日三分、一年後、あなたは三国志を、お読み終へ給うお方に、なり給う。

平訳 — 延三欽博士 / Sam H. Yeon, Ph.D.

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前傳 · 無料 · 單卷

前傳 · 未だ聚まらざる名々

一六一~一八四年 · 聚まり給うまでの二十三年 · 三十話 · 單卷

“星の聚まり給う前 —
刃は闇に目覚め給ひき。”

羅貫中も陳壽も長くは記し給はざりおりたる、十一年の蔭。

劉備の家の東南の桑樹に、黃巾の蔭の降り給ひたる春。曹操の十代の怒り。孫堅、初海の聲。星の聚まり給うまで二十三年の前、刃は既に目覚め給ひおりたり ── ただ、その名を、誰も知り給はざりおりたるのみ。

一篇毎に、生き給う四つの色の御視線

  • 🟢正史『三國志』(陳壽)
  • 🟡裴松之注
  • 🟠羅貫中『三國志演義』
  • 🔴平訳家のご再構成 · 篇毎に漢字創作一篇

本幹の前、三十粒の御種子。

プレミアム シーズン 2

後 三国志 180

Three Kingdoms After · 全六巻

シーズン 1 が傳説ならば、シーズン 2 は史にてござる。

五丈原にて、お物語は終り給はざりおりたり。諸葛亮、星のごとく落ち給ひたるその日より、司馬懿の刃は動き始め給ひき。天下が再び織り直されたる四十六年。

一巻 $3 · 全巻 $18 (六巻)

PDF / EPUB3 · 二十頁の御見本 無料

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平訳家の御序文

軍服をお脱ぎ給ひたる二十代の青年が、お給い申せり。

行く所も、ござり給はず、ソウルの一つの工業社にて相談の仕事を三月、束草の工事現場にて六月を、お過ごし給ひき。

繰り返しは、お厭ひ給ひぬ。チャールズ・チャップリンの『モダン・タイムス』が、お見せ給ひたるベルトコンベヤーの上のあの疲れが、青年にとりては、他人の事に、あらざりおりたるなり。機械にて為し得る事を、人が為すには、一人の御呼吸が、あまりに惜しゅうござりおりたり。

その或る夜、机の上に置かれてありし古き三国志を、お開き給ひき。幼き日より影のごとく、お従ひ給ひたる書なれども、末まで読み給ひたる事は、ひと度もござり給はざりおりたり。

一千頁。一千人の人々。六十六年の天下。

昼には鋤を、お持ち給ひ、夜には書頁を、お繰り給ひき。六月の間に三度を、お読み給ひぬ。三度目を、お終へ給ひたるその夜、青年は、お自身に静かに、お囁き給ひけり。

「いつかこの物語を、我が色にて再び書かむ。」

それより、長き歳月が流れ給ひき。

その間、権謀術数は舞台のみを、お替へ給ひ、なほ精緻に、なほ密やかになり給ひて、今も席を、お占め給ひおりたり。

三国志が、すべての答にて、ござり給はず。ただ、六十六年の間、ひとつの時代が人の顔にて流し給ひたる、すべての智慧と愚かさを、これ程まで圧縮し収め給ひたる書も、稀にてござる。

その主人公達もまた、百年を、お生き給ひ給はざりおりたり。今は、我らの記憶の中にのみ、お遺り給ひおりたり。

二千五百年の前、お一方の聖は、お最後に、かく、お申し給ひたると伝へられたり。

「諸行は無常なり。怠ること勿れ、励みて精進せよ。」

金なくとも、お施し給ふべき七つのものが、ござると申し給ふ。柔らかなる御眼差し、温かき御一言、明らかなる御顔、お譲り給ふ一つの席 ── 名までは遺り給はずとも、その日々が積もり給はば、世は少し温かくなり給ひ、誰かの低き声は、より善く聞かれ給はむ。

願ひは、そこまでにてござる。

権謀術数に、お遭ひ給ふ事なく、
日に三分ずつ一年を、お歩み給ひ、
お自身を守り給ひつつ、周りを広く、お益し給はむことを。

かくて、この三百六十五日が、貴方の御書斎の一隅に静かに置かれ給ふ、ひと冊の書と相成り給はば ── それにて、お足り給ふ、ござる。

その御心が、本日この第一文の出師表にてござる。

— 延三欽博士 —

著者紹介

延三欽 博士

延三欽 博士

延三欽(Yeon Sam-heum, Ph.D.)

延三欽は、想像することを好み、その想像を現実に変えることをさらに好む。孔子のいう「知天命」を迎える歳の入り口で、毎晩机に向かい、AIと共にコーディングを学んでいる──「遅すぎたと感じた時こそが、最も早い時である」という古い言葉を、遅れた者の手で自ら確かめている時間でもある。

西京大学校大学院にて経営学博士(保健福祉経営)を取得。その前後に保健行政学・情報保護学・ビューティーヘルスデザイン・災害消防学・ウェルスマネジメント・金融資産管理学など複数の領域で学位を重ねてきた。一つの分野の深さも大切であるが、人の暮らしが一つの領域に留まらないように、人を助ける道具もまた学問の境界を越えて行き来すべきだと信じている。

世界認証産業協会(WIA)会長、韓国人工知能振興協会(KAITRUST)会長、(社)韓国ブロックチェーン産業協会(KBCIA)会長を務め、17年目を迎える株式会社スマイルストーリー代表、ならびにWIA生涯教育院院長、コリアン・トゥデイ発行人、WIA Book代表として活動している。肩書きより頻繁に思い起こすのは、毎日出会う一人一人との約束である。

人生のモットーは明快だ。「人類の最も進歩した技術を習得し、必要とする人々に分かち合うことで、世を益しよう」──弘益人間(홍익인간)の精神を21世紀の技術の上に改めて刻み直すこと。その方向はもう30年近く変わらない。

道具を作るたびに、彼は自分に問う。「これは本当に、必要としている人の手に届くのか?」AIやブロックチェーンが華やかな流行語になる前から、規模も資本も技術スタッフも持たぬ「小さき者」が自らのデジタル自立を成すことを助ける仕事をしてきた。

物事が思うようにいかぬ時は、孟子の一節に立ち戻る。「行いて得ざることあらば、反って諸を己に求めよ(行有不得 反求諸己)」。世を責める前に、まず自分の十分でなかった場所から見つめ直す。一つの宗教には属していないが、いずれの経典であれ、人に向けて開かれた言葉は、人生の灯火として心に刻んで生きている。

この書もまた、その誓いを言葉にして遺したものである。あなたが、あなた自身の灯台──小さくとも揺るがぬ自分の基準──と出会われることを願う。技術には作る者の温もりが宿る。その温もりが、本書を通してあなたにも届きますように。

「汝の初めは微なれども、汝の終わりは甚だ盛んならん(ヨブ記 8:7)」「まことに困難の傍らには安らぎあり(クルアーン 94:6)」。諸行無常を早くから知り、今日もまた一歩、勤しみつつ歩んでいる。